ウチには4歳の子供がいますが、子供がいると食事の栄養バランスが気になります。
一応「一汁三菜」や「赤・黄・緑」を心掛けながらご飯を作っていますが「ちゃんとバランスが取れているのか・・・」というのが正直なところです。
栄養バランスの良い献立のための指針となり得るものは色々ありますが、シンプルかつメジャーなものとして「食事バランスガイド」があります。
1日に必要な栄養と食事の適量をザックリと知るために活用できそうです。
食事バランスガイド
「食事バランスガイド」は2005年に厚生労働省と農林水産省が共同で発表した「1日に『何を』『どれだけ』食べたらよいかの目安」を示すものです。
独楽のようなイラストを使って料理区分ごとに1日に食べる組み合わせと量がザックリと分かるようになっています。
食事バランスガイドの独楽の図は下記の4つの条件を満たすと良好な栄養摂取状態であることを示しています。
- 適量でバランスの良い食事
- 十分な水分摂取(独楽の軸が「水・お茶」)
- お菓子・ジュースなどは楽しく適度に
- 適切な運動
なお、バランスの良い食事は食材だけでなく、同じ調理方法を重ねないようにおかずを組み合わせることも大切なようですね。
食事バランスガイドの料理区分と摂取量
料理の区分は「①主食(ごはん、パン、麺など)、②副菜(野菜、きのこ、いも、海藻など)、③主菜(肉、魚、卵、大豆)、④牛乳・乳製品、⑤果物」の5つに分けられており、摂取量については「SV(~つ)」という単位で示しています。
例:ごはん小盛1杯「1SV(1つ)」、ハンバーグ「3SV(3つ)」
5つの区分のうち、どれか1つの区分でも過不足があるとバランスが崩れてしまいます。
食事バランスガイドの対象者
食事バランスガイドは健康な成人向けに2200kcal±200kcalを基本に想定して示されています。
乳幼児はもちろんですが、成人でも高血圧、糖尿病などの方は目安が異なる場合があります。
幼児向け食事バランスガイド
と、何となくバランスの良い食事について分かったものの、本来の目的は子供(4歳)の食事バランス。
ここまでは大人向け情報でしたが、子供向けは・・・ありました。
www.fukushihoken.metro.tokyo.jp
東京都が策定した幼児向けの食事バランスガイドで1250~1400kcalを基準にしていて、見た目は国の成人仕様と同じに見えますが、摂取量「SV」は当然違います。
主食(3~4)、副菜(4)、主菜(3)、乳製品(2)、果物(1~2)
主な留意点
- 野菜一品70g以下の場合、大人はゼロSV、幼児は合計70gで1SV
- 野菜100%ジュースは飲んだ重量の半分をカウントする。
- 野菜ジュース単独で野菜不足を補うことは出来ない。
- 果物100%ジュースも半カウント、ただしビタミン・食物繊維は少ない
- 果物の缶詰はお菓子として取り扱う
- 牛乳は1日コップ1杯を目安。脂肪・エネルギー過剰摂取に注意
- 大人サイズの肉料理は(3SV)、魚料理は(2SV)
- ハンバーグ(3SV)を大人の1/3の大きさで作ったら(1SV)
もっと簡単に食事のバランスを考えたい
食事バランスガイドを指針としたバランスの良い食事のイメージは掴めたと思いますが、日々忙しい中で独楽の形でバランスを考えるのが難しい場合、最初は弁当箱のイメージ(主食3:副菜2:主菜1の割合)を目安にすると良いでしょう。